2018/02/03 1000m+600m

昨日は表題にもあるとおり、1000m+600mを行いました。(一部選手は別メニュー。) 東工大ではこのメニューは2月から始まめ、トラックシーズン終了まで行います。気温が例年よりも低かったですが、無風で晴れていたので、思ったより良いコンディションで練習ができました。 このメニューは単純な練習で、取り入れているチームも多いと思います。1000m+600m+300mの方が多いでしょうか。私たちは、メニュー自体の効果に何らかの能力の向上を期待するというよりは、現状チェックとして行なっています。また、実際の試合のペースにかなり近いので、試合期に行う際は、試合のイメージを作ることにもつながります。1000mのトライアルでは良い記録を出しても1500mの試合でうまくいかない選手は多いです。600mと800mも同様です。そのため、このメニューではどちらのタイムも追求することが大切だと考えています。1000mで出し切ってしまうと600mでタイムが出ませんから、余裕をある程度持つことが必要になります。そのため、1500mの試合の感覚に近くなります。そして、1000mである程度疲労した状態で600mを走ることも、600m単発で走るよりは800mの試合の状態に近くなります。

 

前置きが長くなりましたが、結果としては、一條と土田と橋岡が1000mで、小川が600mでPBとなりました。この時期にPBを更新できたことは、今までタイムトライアルの数が少なかったことを考慮しても、来シーズンが楽しみなことは間違いないと思います。

また、主力の河合と箱崎も昨年よりタイムを上げてきており、先の4人と同様、来シーズンどれだけ飛躍できるか楽しみです。

記事中の表にはその年のSBも示しました。(Rはレーシングシューズ Sはスパイク)

SBと年初めのこのメニューの結果はもちろんある程度の相関が認められます。

ただし、練習日の体調が悪かった選手もいる可能性もありますし、シーズン途中で怪我をしてしまった人もいます。サンプリングの数としては不十分かもしれません。(この記事は統計学を用いていません。)

 

それでも、今年もパート全体としては自己記録更新回数は昨年並みと期待できます。昨年より多い回数、そして更新幅を大きくするために、今後も練習やそれ以外の部分の改善を行っていこうと思います。